お絵描きツールの仕組みを
分かりやすく比較
お絵描き機能には、大きく分けて「ペイント(ビットマップ)」と 「ドロー(ベクター)」の2つの考え方があります。 見た目は似ていても、内部の仕組みや複数人で描くときの扱いがかなり違います。
🎨 ペイントツール
キャンバスの「ドット」に色を塗る方式。筆や半透明色による自然な表現が得意です。
✒️ ドローツール
線・曲線・図形を「座標データ」として置く方式。後から形を直したり、複数人で同時編集するのが得意です。
1. ペイントツール
ペイントツール
ビットマップ形式 ── キャンバスを「色の付いたドットの集まり」として扱います。
基本的な仕組みHOW IT WORKS
キャンバスのドット(ピクセル)ごとに色を塗っていきます。
白いキャンバス→ペンで着色→画像データ
描き方DRAWING
ペンや筆を基本として、実際に紙へ描くように色を重ねていきます。
既存の高機能アプリEXAMPLES
一般的なお絵描きアプリの多くが、この方式を中心にしています。
古典的にはphotoshop、最近のプロ向けだとCLIP STUDIO PAINT(クリスタ)、他にもアイビスペイント(ibisPaint)等
古典的にはphotoshop、最近のプロ向けだとCLIP STUDIO PAINT(クリスタ)、他にもアイビスペイント(ibisPaint)等
特徴STRENGTH
半透明のペンや筆で色を重ねられるため、中間色・ぼかし・連続的な色の変化など、
自然な絵を作りやすい方式です。
描く上での欠点WEAK POINT
一度描いた部分は「図形」ではなく色の付いたドットになります。
そのため、後から形だけをつかんで動かすことは難しく、基本的には上から描き直します。
データ量・通信量DATA SIZE
キャンバス全体の画像データを持つため、比較的大きくなります。
このアプリはサーバー連携のWebアプリのため、そのあたりに制約があります。
特にレイヤーが増えるほど、サーバーとの同期が重くなりやすい方式です。
特にレイヤーが増えるほど、サーバーとの同期が重くなりやすい方式です。
UndoUNDO
これもメモリー上の制約から2回までです。
複数人での編集MULTI USER
1人が描いている間は、基本的に他の人は描けません。
描く人は自動的に切り替わり、右上のあたりに表示されます。
同じ画像データを複数人が同時に書き換えると衝突しやすいため、順番に描く仕組みになります。
他アプリとの交換用TRANSFER
PSD形式でレイヤー構造を保ったまま出力できます。
phtoshopの形式ですが、多くのペイントソフトで対応しています。
2. ドローツール
ドローツール
ベクター形式 ── 線・曲線・図形を「座標と形の情報」として扱います。
基本的な仕組みHOW IT WORKS
座標で示された曲線・直線・図形をキャンバス上に配置していきます。
座標+線・曲線+図形→描画
描き方DRAWING
直線や曲線で図形を作り、それをキャンバス上に置いていく考え方です。
既存の高機能アプリEXAMPLES
代表例は Adobe Illustrator。フリーソフトでは Inkscape などがあります。
特徴STRENGTH
すべてが「図形」なので、後から位置・大きさ・形を変更できます。
ベジェ曲線で自由な形を作ることもできます。拡大してもドット絵になりません。
拡大縮小がやりやすいので、Http(web)に埋め込む絵としても使われています。
拡大縮小がやりやすいので、Http(web)に埋め込む絵としても使われています。
描く上での欠点WEAK POINT
筆で塗ったような、連続的で複雑な色の変化を表現するのはペイント方式より苦手です。
データ量・通信量DATA SIZE
画像全体ではなく「図形の情報」を送るため、
図形が数千個程度までなら比較的軽量です。
UndoUNDO
入室してからの操作をすべて戻せます。
複数人での編集MULTI USER
同じ図形を同時に触らない限り、複数人が同時に描けます。
Aさんは左の図形、Bさんは右の図形、というように別のオブジェクトを編集する場合は衝突しません。
他アプリとの交換用TRANSFER
SVG形式でベクター構造を保ったまま出力できます。
SVG形式は多くのドロー系ソフトで読み込めます。また、そのままhtml文書にsvgタグを使って埋め込む事ができます。
3. 違いを短くまとめると
比較項目
🎨 ペイント
✒️ ドロー
データ
ドットの色
線・曲線・図形
自然な塗り
◎ 得意
△ やや苦手
後から修正
△ 描き直し中心
◎ 図形単位で変更
拡大
△ ドットが目立つ
◎ なめらか
通信量
大きくなりやすい
比較的軽い
Undo
2回まで
入室後すべて
同時編集
順番に描く
別図形なら同時可
このお絵描きチャットでの考え方
好きな物を使って頂ければと思いますが、。ペイント方式:「普通のお絵描きアプリに近い描き心地」を優先したい場合に向いています。
ドロー方式:「通信量を抑える・Undoを強くする・複数人で同時に描く」ことを優先したい場合に向いています。
Paint / Draw tool comparison guide